ハングルの合成母音

ハングルの合成母音（二重母音）は、基本母音を「足し算」したものと考えると非常に分かりやすくなります。

基本母音（ㅏ, ㅓ, ㅗ, ㅜ, ㅡ, ㅣ）の組み合わせでできており、全部で11個あります。大きく3つのグループに分けて説明します。

「エ」のような音になるグループ（基本＋ㅣ）

縦棒「ㅣ（イ）」が横にくっつくことで、「エ」に近い音に変化します。

• ㅐ (ae): ㅏ + ㅣ → 口を大きく開けた「エ」

• ㅔ (e): ㅓ + ㅣ → 口を狭めた「エ」

  ポイント: 現代の韓国語では、この2つの発音はほぼ同じ「エ」として区別せずに使われています。

• ㅒ (yae): ㅑ + ㅣ → 「イェ」

• ㅖ (ye): ㅕ + ㅣ → 「イェ」

「ワ」行の音になるグループ（ㅗ / ㅜ が合体）

小さい「ゥ」や「ォ」が前にくっつくイメージです。

• ㅘ (wa): ㅗ + ㅏ → 「ワ」

• ㅝ (wo): ㅜ + ㅓ → 「ウォ」

• ㅙ (wae): ㅗ + ㅐ → 「ウェ」

• ㅞ (we): ㅜ + ㅔ → 「ウェ」

• ㅚ (oe): ㅗ + ㅣ → 「ウェ」

  ポイント: ㅙ、ㅞ、ㅚ の3つは、文字の形は違いますが、発音はすべて「ウェ」で統一して覚えてしまって大丈夫です。

• ㅟ (wi): ㅜ + ㅣ → 「ウィ」

特別な「ウィ」

• ㅢ (ui): ㅡ + ㅣ → 「ウ」と「イ」を素早く続けて言う「ウィ」

一覧まとめ表

形が複雑に見えますが、「左側の母音」と「右側の母音」を続けて素早く発音するのが基本です。

クイズ10問