韓国語の「これ・それ・あれ」は、日本語の「こそあど」と非常に似たシステムを持っており、「イ・グ・チョ(이・그・저)」という基本の音を使います。
指し示す距離感(話者と聞き手の位置関係)も日本語とほぼ同じなので、以下のルールを覚えればすぐに使えます。
基本の「イ・グ・チョ」
まずは基本となる3つの指し示し方です。
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이 (イ):近称(これ系)|話者に近い
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그 (ク):中称(それ系)|聞き手に近い(または話題に出ているもの)
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저 (チョ):遠称(あれ系)|両者から遠い
「これ・それ・あれ」(代名詞)
「もの」を表す「것(コッ)」を後ろにつけて表現します。日常会話では言いやすいように短縮(口語形)されることが一般的です。
| 日本語 | 基本形(書き言葉) | 会話形(話し言葉) | 発音(会話形) |
| これ | 이것 (イゴッ) | 이거 | イゴ |
| それ | 그것 (クゴッ) | 그거 | クゴ |
| あれ | 저것 (チョゴッ) | 저거 | チョゴ |
ポイント: 旅行やドラマなどで耳にするのは、圧倒的に右側の**「イゴ・クゴ・チョゴ」**です。まずは会話形から覚えるのがおすすめです。
「この〜・その〜・あの〜」(連体詞)
名詞の前にそのまま「イ・グ・チョ」を置くだけでOKです。
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この本
이 책 (イ チェク)
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その鞄(かばん)
그 가방 (ク カバン)
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あの人
저 사람 (チョ サラム)
クイズ10問
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