セザンヌについてのクイズ10問

22歳の頃のセザンヌ（Wikipedia)

正解

2. 法律

解説

ポール・セザンヌ（1839-1906）は、フランスのポスト印象派を代表する画家の一人ですが、もともとは画家を目指していたわけではありませんでした。彼の父親は成功した銀行家であり、息子にも安定した職業に就いてほしいと考えていました。そのため、セザンヌは父の希望に従い、1858年にエクス＝アン＝プロヴァンスの大学に入学し、法律を学び始めました。

しかし、彼の本当の情熱は絵画にありました。幼い頃から絵を描くことが好きで、法律の勉強をする傍ら、地元の美術学校（エクス＝アン＝プロヴァンスの美術学校）で絵の訓練も受けていました。法律の道に進むことに疑問を抱き続けた彼は、最終的に父の反対を押し切り、1861年にパリへ向かい、本格的に画家の道を歩み始めました。

セザンヌの画風は当初、印象派の影響を受けながらも、徐々に独自のスタイルを確立し、後に「近代絵画の父」と称されるほどの影響を美術界に与えました。もし彼が法律家としての道を選んでいたら、今日の美術史は大きく変わっていたかもしれません。

マネ「エミール・ゾラの肖像」

正解

2. 「エミール・ゾラ」

解説

ポール・セザンヌの生涯において、エミール・ゾラ（Émile Zola）は最も重要な友人の一人であり、彼の画家としての道を支えた人物である。ゾラはフランスの小説家であり、自然主義文学の代表的作家として知られるが、セザンヌとは少年時代からの親友だった。

1. セザンヌとゾラの友情

セザンヌとゾラは、フランス南部のエクス＝アン＝プロヴァンスで共に学び、若い頃から互いに芸術的な野心を持っていた。ゾラは文学に、セザンヌは絵画に情熱を注いでおり、二人は**「ともに成功しよう」**と誓い合ったとされる。

ゾラは、裕福な家庭に生まれたセザンヌが父親から画家になることを反対されていたことを知っており、それでも彼が夢を諦めないように励ました。ゾラ自身もまた、文筆業を志しながら苦しい時期を経験していたため、二人はお互いを支え合う関係だった。

2. ゾラがセザンヌをパリへ導く

1860年代、ゾラはすでにパリで作家としての道を歩み始めており、セザンヌに対して**「パリに来て本物の芸術に触れろ」**と勧めた。これにより、セザンヌはエクス＝アン＝プロヴァンスを離れ、パリで絵を学ぶことを決意する。しかし、パリでの生活は厳しく、美術学校の試験には落ち、サロン（フランスの公式美術展）にもなかなか認められなかった。

それでもゾラはセザンヌを励まし続け、**「本物の才能は必ず認められる」**と彼の努力を後押しした。ゾラが新聞や雑誌に芸術批評を執筆するようになると、彼はセザンヌや印象派の画家たちを支持する記事を書くこともあった。

3. 友情の終焉

しかし、二人の友情はやがて終わりを迎える。ゾラが1886年に発表した小説**『制作（L'Œuvre）』**の主人公は、才能に恵まれながらも成功できない画家として描かれており、多くの人がセザンヌをモデルにしていると考えた。セザンヌ自身もこの小説を読んでショックを受け、それ以来ゾラと距離を置くようになった。

セザンヌはゾラに対して直接抗議することはなかったが、二人の交流はその後なくなり、以降は疎遠のまま終わった。ゾラが1902年に亡くなった際、セザンヌは彼の葬儀に参列しなかったとされる。

結論

エミール・ゾラは、セザンヌの若き日々において画家としての夢を追う勇気を与えた重要な人物であった。二人の友情は最終的には途絶えてしまったが、ゾラがいなければセザンヌの芸術の道は大きく違っていたかもしれない。

正解

3. 「オルタンス・フィケ」

解説

ポール・セザンヌの生涯の伴侶は、オルタンス・フィケ（Hortense Fiquet） である。彼女は、セザンヌがまだ画家として認められる前から交際していた女性であり、彼の人生において重要な存在であった。

1. 出会いと秘密の関係

オルタンス・フィケは1850年に生まれ、職業はモデルであった。セザンヌと出会ったのは1869年頃であり、彼女は彼のモデルを務めるようになった。二人はすぐに恋愛関係になったが、セザンヌの父親はこの関係を快く思っておらず、特に結婚によって経済的支援が打ち切られることを恐れたため、二人の関係は長い間秘密にされていた。

2. 子どもの誕生と結婚

1872年、オルタンスはセザンヌとの間に**息子ポール（Paul Cézanne fils）**を出産した。しかし、セザンヌは彼女との関係を公にせず、正式に結婚するまでにはさらに14年もの歳月がかかった。

最終的に、1886年になってようやく結婚が成立する。この年、セザンヌの父が亡くなり、遺産を受け取ることができたことで、結婚に踏み切ったとされる。

3. 結婚生活と影響

結婚後も、セザンヌはオルタンスとの関係において冷淡な一面を見せたとされる。彼は芸術に没頭するあまり、家族よりも制作活動を優先することが多く、二人の関係は決して円満とは言えなかった。セザンヌはエクス＝アン＝プロヴァンスでの生活を好んだのに対し、オルタンスは都会的な生活を望んでいたため、しばしば別々に暮らしていた。

4. オルタンス・フィケの肖像画

セザンヌは、オルタンスを題材とした肖像画を30点以上制作している。

特に有名な作品として以下が挙げられる：

• 《赤いドレスのオルタンス》（1877年頃）
• 《青い服のオルタンス》（1886年頃）

  

これらの肖像画は、印象派の柔らかい雰囲気とは異なり、冷静な筆致で描かれている。オルタンスの表情はどれも感情を抑えたように見え、セザンヌ独特の造形表現が際立っている。

5. 晩年とオルタンスのその後

セザンヌは1906年に亡くなったが、その後オルタンスは長生きし、1922年に亡くなった。彼女はセザンヌの作品を管理し、息子ポールとともに彼の遺産を守り続けた。

ピサロの家に集まるセザンヌら画家仲間(Wikipedia)

正解

2. 「カミーユ・ピサロ」

解説

ポール・セザンヌにとって、**カミーユ・ピサロ（Camille Pissarro）**は非常に重要な存在であり、彼の画風の発展に大きな影響を与えた画家である。

1. ピサロとの出会いと関係

セザンヌは1860年代後半にパリでピサロと出会い、彼の影響を受けながら戸外制作（プレネール）を学んだ。当時、セザンヌの作風は暗い色調と厚塗りが特徴であり、伝統的なアカデミズムの影響を残していた。しかし、ピサロと共に制作を行う中で、明るい色彩と印象派の技法を取り入れるようになった。

2. 共同制作と印象派の影響

1872年から1874年にかけて、セザンヌはピサロとパリ郊外のポントワーズやオーヴェル＝シュル＝オワーズで一緒に写生を行った。ピサロは、対象を光と色彩の調和で描く印象派の手法をセザンヌに伝え、彼の絵画スタイルを大きく変えるきっかけを作った。

特に、**「筆触分割（short brushstrokes）」**と呼ばれる小さなタッチを重ねて描く技法は、セザンヌの後の作品に影響を与え、彼独自のスタイルへと発展した。

3. ピサロから学んだこと

ピサロから学んだ重要な点は以下の3つである：

1. 明るい色彩の使用 → それまでの暗く重厚な色調から、より明るく透明感のある色を使うようになった。
2. 光と空気の表現 → 自然の中で描くことで、光の変化や空気の流れを捉えることを意識するようになった。
3. 構図の安定性 → ピサロはセザンヌによりバランスの取れた画面構成を助言し、セザンヌの風景画に安定感をもたらした。

4. 印象派からポスト印象派への進化

セザンヌは、ピサロの影響で印象派の技法を学んだが、最終的には独自の画風を確立し、ポスト印象派の代表的な画家となった。印象派が光の一瞬の効果を捉えるのに対し、セザンヌは**「形と構造」を重視し、自然を幾何学的に捉える**という新たな視点を開拓した。

5. ピサロとセザンヌの関係のその後

ピサロとセザンヌは、師弟関係でありながら友人でもあった。ピサロはセザンヌに対し、時に厳しくも温かいアドバイスを送り続けた。セザンヌもまた、ピサロを尊敬し続け、彼の死後には「彼は私の父のような存在だった」と語っている。

正解

2. 「キュビズム」

解説

ポール・セザンヌは、20世紀の**キュビズム（Cubism）**の先駆者とされる画家の一人である。彼の「自然を円筒、球、円錐として見るべきだ」という理念は、後にパブロ・ピカソやジョルジュ・ブラックに強い影響を与え、彼らがキュビズムを発展させる礎となった。

キュビズムの特徴は、物体や風景を単純な幾何学的形態に分解し、複数の視点から同時に描くというものである。これは、セザンヌが試みた「遠近法に依存しない空間表現」の発展形と言える。

例えば、セザンヌの**「サント＝ヴィクトワール山」の連作では、山や木々が幾何学的に単純化され、色彩と形態の構築によって奥行きが表現されている。このアプローチは、ピカソの「アヴィニョンの娘たち」やブラックの「レスタックの家」**などのキュビズム作品に受け継がれた。

ピカソ「アヴィニヨンの娘たち」

ブラック「レスタックの家」

また、セザンヌの**筆触分割（短い筆のタッチを重ねる手法）**は、キュビストによる画面構成の手法にも影響を与えている。彼の静物画では、リンゴや壺が単純な形として配置され、視点が固定されていないことが分かる。これは、後のキュビズムの「多視点からの再構築」という概念に直結している。

このように、セザンヌは伝統的なルネサンス以来の遠近法や写実主義を超えて、絵画を「知覚の再構築」として捉える視点を生み出した。彼の革新的なアプローチがなければ、キュビズムの誕生はありえなかったと言っても過言ではない。

正解

3. 「自然の中に円筒、球、円錐を見るべきだ。」

解説

この言葉は、ポール・セザンヌが自身の芸術哲学を象徴する言葉として残したものである。彼は、自然を単なる写実的な対象として捉えるのではなく、幾何学的な形態に還元することで、その本質を捉えようとした。

セザンヌのこの考え方は、印象派の光や色彩の研究をさらに発展させ、後のキュビスムやモダンアートの基礎を築くことにつながった。例えば、彼の静物画では、リンゴや壺が球や円筒のような単純な形として表現され、風景画では山や木々が幾何学的な構成のもとに描かれている。

特に、彼の代表作のひとつである「サント＝ヴィクトワール山」の連作では、山の形が単純化され、筆触分割による色彩の積み重ねが見られる。これにより、従来の透視図法（遠近法）とは異なる、空間を色彩と形で構築する新たな絵画表現を生み出した。

この言葉は、絵画が単なる視覚的な再現ではなく、画家の知覚と構成によって新たな現実を生み出すものであることを示している。そのため、セザンヌは「近代絵画の父」とも称され、多くの芸術家に影響を与えた。

正解

2. 「浮世絵の構図と画面構成」

解説

ポール・セザンヌは、19世紀後半にフランスで流行したジャポニスム（Japonisme）の影響を受け、日本の浮世絵に見られる大胆な構図と独自の画面構成に関心を持った。特に、葛飾北斎や歌川広重の作品に代表される浮世絵の構図は、セザンヌの作品に大きな影響を与えたと考えられている。

1. 遠近法の省略と多視点構成

浮世絵は、西洋の伝統的な一点透視図法を用いず、遠近感を誇張したり、省略したりする独特の空間表現を持っている。セザンヌもまた、伝統的な透視図法にとらわれず、色彩や形の配置によって奥行きを表現する手法を確立した。この影響は、彼の**「サント＝ヴィクトワール山」**の連作などに顕著に見られる。

2. 画面の大胆な切り取り

浮世絵では、対象の一部をフレームの外に配置したり、非対称的な構図を積極的に活用することが多い。セザンヌもまた、このような手法を取り入れ、伝統的な中央配置の構図を崩し、ダイナミックな画面構成を生み出した。特に、彼の静物画では、テーブルや果物の配置が不均衡でありながらも、独特の調和を生み出している。

3. 平面的な色彩の扱い

浮世絵は、陰影を細かく描かず、色面を明確に分けることで立体感を表現する特徴を持つ。セザンヌも同様に、光と影を明確に区別するのではなく、色彩の配置によって立体感や奥行きを構築した。これにより、彼の作品は従来の写実主義とは異なる、新しい表現へと進化した。

4. キュビズムへの影響

セザンヌのこうした構図の探求は、後の**キュビズム（ピカソやブラックの作品）**に引き継がれることとなる。キュビズムは、物体を幾何学的に再構築する手法を特徴とするが、その発想の源には、日本の浮世絵やセザンヌの構図理論があったとされる。

正解

2. 「林檎」

解説

ポール・セザンヌは、静物画の分野において**「林檎（りんご）」を最も好んで描いたことで知られる。彼の作品には無数の林檎が登場し、それらは単なる果物ではなく、彼の芸術哲学の象徴**として重要な役割を果たした。

1. 林檎を描いた代表作

セザンヌの静物画の中でも、特に有名な作品には以下のようなものがある：

• 《リンゴとオレンジ》（1895-1900年）
  

  りんごとオレンジ

• 《リンゴの籠》（1890年頃）
  
• 《リンゴとナプキン》（1879-1882年）

これらの作品では、林檎が円筒状の壺や皿とともに配置され、単純な形の組み合わせによって画面が構成されている。

2. なぜセザンヌは林檎を好んだのか？

① 形の単純さと構成の研究

セザンヌは、**「自然を円筒、球、円錐として見るべきだ」という持論を持っていた。林檎はその丸い形状から、「球」**の象徴として捉えられ、彼が追求した幾何学的な構成に最適なモチーフだった。

② 光と色彩の探求

林檎の表面には、光が当たる部分と影の部分が滑らかに移り変わる。そのため、セザンヌは**「色彩の変化と光の効果」**を研究するために林檎を頻繁に描いた。彼の静物画では、単なる光と影のコントラストではなく、色の微妙なグラデーションによって立体感が表現されている。

③ 静物画の再構築

それまでの西洋絵画では、遠近法によって一つの視点から対象を描くことが基本だった。しかし、セザンヌは**「複数の視点」**を取り入れ、一つの画面の中に異なる角度から見た林檎を配置することで、新しい空間表現を模索した。

例えば、彼の静物画ではテーブルの角度が不自然に歪んでいたり、林檎の形が少しずつ違っていたりすることがある。これは、セザンヌが見たままではなく、時間をかけて観察した結果をキャンバス上で再構成したためである。

3. セザンヌの静物画が後世に与えた影響

セザンヌの静物画は、20世紀のキュビズムをはじめとするモダンアートの発展に大きな影響を与えた。ピカソやブラックのキュビズム作品では、物体を幾何学的な形に分解し、複数の視点を同時に描く技法が用いられたが、これはまさにセザンヌの静物画が先駆けとなった。

また、セザンヌは単なる美しい静物画ではなく、画面全体の構造を研究する手段として林檎を描いた。この試みが、後の抽象絵画や色彩理論にも影響を与えている。

正解

2. 「エクス＝アン＝プロヴァンス」

解説

• *エクス＝アン＝プロヴァンス（Aix-en-Provence）**は、フランス南部にある美しい町であり、ポール・セザンヌの生誕地であり、晩年まで活動した場所である。

1. セザンヌの生い立ち

セザンヌは1839年1月19日にエクス＝アン＝プロヴァンスで生まれた。父親は銀行家であり、裕福な家庭で育った。父はセザンヌに法律を学ばせようとしたが、彼は芸術への情熱を持ち続け、最終的に画家の道を選んだ。

2. パリとの往復とエクスへの回帰

セザンヌは1860年代に画家としての成功を求めてパリへ移り、印象派の画家たちと交流を持った。しかし、都会の生活になじめず、しばしばエクス＝アン＝プロヴァンスに戻り、故郷の自然の中で制作を続けた。彼は次第にパリの美術界から距離を置き、孤独の中で独自の画風を確立していった。

3. サント＝ヴィクトワール山の絵画

セザンヌにとって、エクス＝アン＝プロヴァンス周辺の風景は非常に重要な題材であった。特に、町の近くにある**「サント＝ヴィクトワール山（Montagne Sainte-Victoire）」**は、彼が何度も描いた象徴的なモチーフである。この山の連作では、印象派的な光の表現を超えて、色彩と形による新たな空間表現を追求している。

4. アトリエ・セザンヌ

セザンヌは晩年、エクス＝アン＝プロヴァンスの郊外に**「アトリエ・セザンヌ（Atelier de Cézanne）」**を構え、そこで多くの傑作を生み出した。このアトリエは現在も保存されており、観光名所として一般公開されている。ここには、彼が使っていた筆やパレット、モチーフとなった静物が残されており、彼の創作の過程を垣間見ることができる。

5. 晩年と最期

1906年、セザンヌはエクス＝アン＝プロヴァンスで戸外での制作中に倒れ、肺炎を発症。その後、自宅で療養したが、同年10月22日に亡くなった。彼は生涯にわたってこの町を愛し、**「エクスで生まれ、エクスで死ぬ」**という言葉通り、その地で人生を終えた。

正解

2. 「ロンドンのコートールド美術館（The Courtauld Gallery）」

解説

• *ロンドンのコートールド美術館（The Courtauld Gallery）**は、世界で最も多くのポール・セザンヌの作品を所蔵する美術館の一つである。

1. コートールド美術館とは？

コートールド美術館は、ロンドンにある美術館で、印象派やポスト印象派の作品を中心に展示している。1920年代に実業家で美術コレクターのサミュエル・コートールド（Samuel Courtauld）が収集したコレクションが基盤となっており、特にセザンヌの作品に関しては質・量ともに世界有数のコレクションを誇る。

2. セザンヌの代表作

コートールド美術館には、セザンヌの代表的な作品が多数収蔵されている。特に有名なものには以下がある：

• 《大水浴図（The Card Players）》（1890-1892年）
• 《プロヴァンスの風景（A View in Provence）》（1880年代）
• 《静物画：リンゴとビスケット》（1879-1880年頃）

これらの作品は、セザンヌの特徴である**筆触分割（小さなタッチで色彩を重ねる技法）**や、幾何学的な構成を理解する上で極めて重要なものとされている。

3. なぜコートールド美術館にセザンヌの作品が多いのか？

サミュエル・コートールドは、印象派とポスト印象派の芸術を高く評価し、その作品を積極的に収集した。彼は特にセザンヌの芸術を重要視し、彼の作品を多数購入したことで、コートールド美術館はセザンヌの主要なコレクションを持つ美術館となった。

また、セザンヌの作品は20世紀のモダンアートに強い影響を与えたため、コートールド美術館はその流れを継承する美術館としても位置づけられている。

4. セザンヌの影響とコートールド美術館の役割

セザンヌは、キュビズムやモダンアートの先駆者として、ピカソやブラック、マティスら後の画家たちに多大な影響を与えた。コートールド美術館は、彼の作品を通じて、近代美術の発展をたどることができる貴重な場所である。