ジブリアニメに関するクイズ10問

正解

3. 現代文明の滅んだ1000年後の世界

解説

「風の谷のナウシカ」の物語は、現代文明が崩壊してから約1000年後の未来が舞台です。文明の滅亡は「火の七日間」と呼ばれる大規模な戦争によるもので、地球の環境は劇的に変化しました。この結果、人類は科学技術を失い、少数の生存者が小さな集落や王国を作り、自然と共存しながら暮らしています。

しかし、地球の環境は「腐海」と呼ばれる毒性の高い菌類の森に覆われ、多くの生物が毒に耐えられるように進化を遂げています。一方で、人類にとって腐海は厳しい環境であり、生き延びるには限られた土地での知恵と工夫が必要です。

主人公のナウシカは、腐海と共存する道を探るとともに、自然と人間がどのように調和していくべきかを模索するリーダー的存在です。このテーマには、現代の環境問題や技術の在り方への警鐘も込められており、宮崎駿監督の深い思想が反映されています。

「となりのトトロ」は、1988年に宮崎駿監督によって制作された日本のアニメーション映画で、スタジオジブリ製作の代表作の一つです。物語は、田舎に引っ越した家族が、森の中で幸せな日々を過ごす様子を描いています。
メイとサツキは、物語の中でトトロという架空の生き物と友達になります。あるシーンで、彼らは大きな木の上でトトロと一緒に楽器を演奏します。その楽器がオカリナです。
オカリナは、陶製やプラスチック製などで作られた、吹奏楽器の一種で、穴を開けた部分から息を吹き込むことで音を出すことができます。映画の中で、メイとサツキがオカリナで奏でる音楽は、トトロとのふれあいや幸せな瞬間を象徴し、温かく心地よい雰囲気を演出しています。

解説:
「やさしさに包まれたなら」は、荒井由実（現：松任谷由実）の3枚目のシングルで、1974年4月20日に東芝EMIからリリースされました。この曲は、1989年公開の映画「魔女の宅急便」のエンディングテーマとしても使用されました。

映画「魔女の宅急便」は、13歳の少女キキが魔女としての修行をする過程や成長を描いた作品で、宮﨑駿監督による長編アニメーションとして知られています。松任谷由実さんは、本来この映画のテーマ曲を制作する予定でしたが、納得のいく作品ができなかったため断りました。その後、「ルージュの伝言」と「やさしさに包まれたなら」の使用が提案され、エンディングに「やさしさに包まれたなら」が採用されました。