世界遺産「ブルサとジュマルクズク」にあるモスクやマドラサ、ハマム、貧者向けの台所などから成る複合施設を何と言いますか？

正解：1. キュリエ

解説

現状

キュリエは、オスマン帝国時代に建設された複合施設で、モスク、マドラサ、ハマム、貧者向けの台所など様々な施設が一体となっています。ブルサとジュマルクズクに残るキュリエは、オスマン帝国時代の社会福祉制度や都市文化を知る上で貴重な資料となっています。

歴史

• キュリエは、14世紀から15世紀にかけて、オスマン帝国の皇帝や貴族によって建設されました。
• キュリエは、宗教施設だけでなく、教育施設、医療施設、福祉施設などの役割も果たしていました。
• キュリエの運営には、寄付金やワクフと呼ばれる財団制度が利用されました。

具体例

• ブルサのキュリエは、14世紀に皇帝ムラト1世によって建設されました。
• ブルサのキュリエには、モスク、マドラサ、ハマム、貧者向けの台所、病院、図書館などの施設が含まれています。
• ジュマルクズクのキュリエは、15世紀にスルタン・メフメット2世によって建設されました。
• ジュマルクズクのキュリエには、モスク、マドラサ、ハマム、貧者向けの台所、市場などの施設が含まれています。

補足

• キャラバンサライは、交易路沿いに建てられた隊商宿です。
• メдреセは、イスラム教の神学や法学を学ぶ学校です。
• ゾロアスター教徒の火の寺院は、ゾロアスター教の礼拝所です。
• これらの施設は、キュリエとは異なる機能を持つ施設です。

世界遺産を学ぶ

ブルサとジュマルクズク：オスマン帝国発祥の地

https://worldheritage.online/?p=10672

文化遺産 遺産名： ブルサとジュマルクズク：オスマン帝国発祥の地 Bursa and Cumalıkızık: the Birth of the Ottoman Empire 国名：トルコ 登録年：2