世界遺産「隊商都市ボスラ」には、ローマ帝国の州都としてどんな遺跡が残っていますか？

正解：3. 浴場や円形劇場

解説

世界遺産「隊商都市ボスラ」は、シリア南部の都市ボスラに残る古代ローマ時代の遺跡群です。ボスラはローマ帝国時代にアラビア属州の州都として栄え、現在も当時の面影を残す貴重な遺跡が残っています。

現状

ボスラの遺跡は、城壁に囲まれた旧市街の中に点在しています。円形劇場や浴場、列柱付き通りなどのローマ時代の遺跡と、イスラム時代のモスクや教会などが混在しており、東西文化の融合を感じることができます。

歴史

• ボスラは紀元前1世紀頃にローマ帝国に征服されました。
• その後、ボスラはアラビア属州の州都として栄えました。
• ボスラにはローマ皇帝トラヤヌスやハドリアヌスが訪れたこともあり、多くの公共施設が建設されました。
• ローマ帝国の衰退とともにボスラの繁栄も終わりを迎えますが、その後もイスラム勢力やキリスト教徒などによって都市は維持されました。

具体例

• ボスラの遺跡で代表的なのが、ローマ時代の円形劇場です。
• この円形劇場は2世紀に建設されたもので、現在も比較的良好な状態で残っています。
• 円形劇場の他にも、ボスラには浴場や列柱付き通りなどのローマ時代の遺跡が残っています。
• 特に、列柱付き通りは東西約1kmにわたって延びており、当時の都市の繁栄を偲ぶことができます。

世界遺産を学ぶ

隊商都市ボスラ

https://worldheritage.online/?p=10826

文化遺産 遺産名： 隊商都市ボスラ Ancient City of Bosra 国名：シリア 登録年：1980年 登録基準：(i)(iii)(vi) 概要： ボスラは、シリアの首都ダマスカスの南約15