世界遺産「ヴェネツィアとその潟」のすべてがわかる！クイズ20問

正解: 3. アドリア海

解説: ヴェネツィアはイタリア北東部に位置し、アドリア海に面しています。この海はイタリアとクロアチアの間に広がる海で、ヴェネツィアを含む多くの都市や島々が存在します。ヴェネツィアは水路や運河が発達しており、水上交通が主要な交通手段となっています。ヴェネツィアの独特な景観や建築物は、この水の都ならではの特徴です。

正解: 3. 有翼の獅子

解説: ヴェネツィアの守護聖人である聖マルコは、有翼の獅子が象徴とされています。このシンボルは、ヴェネツィア共和国の紋章や建築物などでよく見られます。特に有名なのは、サンマルコ広場にある巨大な円柱の上に置かれた獅子像です。有翼の獅子は力強さと威厳を表し、ヴェネツィアの独自性と誇りを象徴しています。聖マルコの有翼の獅子は、長い歴史を通じてヴェネツィア共和国そのものを表すシンボルとなりました。

正解: 3. ビザンティン様式

解説: サン・マルコ寺院はビザンティン様式で建造されました。ビザンティン様式は、東ローマ帝国の建築様式であり、豪華なモザイクやドームなどが特徴です。サン・マルコ寺院は、ビザンティン様式の建築物としては最も有名で、その美しさと独特なデザインは多くの人々を魅了しています。

建物内は、黄金に煌く壁や天井と、祭壇には2,000個もの眩い宝石が埋め込まれた黄金の衝立があリます。総面積4,000m2のモザイク画があり、マルコの福音書やヴェネツィアの歴史などが描かれています。

前中後３つのドームには使徒の説教、聖母マリアと十二使徒、万能のキリストと預言者がそれぞれ描かれています。後ろの内陣ドーム下の大祭壇には、一時期行方不明になったあと再発見されたという聖マルコの遺体が収められています。

正解: 4. ドゥカーレ宮殿

解説: ドゥカーレ宮殿は、代々ヴェネツィア共和国の総督（ドージェ）の公邸として使われた建物です。この宮殿は、サン・マルコ大聖堂に隣接しており、ヴェネツィア共和国の政治的な中心でした。ドゥカーレ宮殿は、住居や政府機能、司法府、刑務所などの複合施設として使用されていました。建物のデザインは、ピエトロ・バセッジオとフィリッポ・カレンダリオによって指揮され、ビザンティン様式の要素が取り入れられています。今でもその美しさと歴史的な価値から、多くの観光客が訪れる人気の観光スポットです。

正解: 3. 逆S字形

解説: カナル・グランデは、ヴェネツィアの主要な運河であり、逆S字形をしています。この形状は、ヴェネツィアの地理的条件と都市設計に由来しています。カナル・グランデはヴェネツィアを東西に大きく二分し、現在も過去もヴェネツィアの物資運搬を一手に担う水上交通の大動脈です。カナル・グランデには、邸宅や商館やホテルなど多くの美しい建物が面しており、ゴンドラやヴァポレット（水上バス）が行き交います。逆S字形のカナル・グランデは、ヴェネツィアを訪れる観光客にとって魅力的な景観となっています。

正解: 4. アントニオ・ダ・ポンテ

解説: カナル・グランデにかかるリアルト橋（Rialto Bridge）を設計したのは、アントニオ・ダ・ポンテです。リアルト橋はヴェネツィアのカナル・グランデに架かる4つの橋の一つで、「白い巨象」とも呼ばれています。最初は木製の跳ね橋でしたが、崩壊や火災の問題があったため、アントニオ・ダ・ポンテによって石造りの橋に変更されました。リアルト橋はヨーロッパの橋としては珍しく、カナル・グランデを見晴らす欄干と花瓶型の手摺が特徴です。今でもリアルト橋はヴェネツィアの象徴的な建造物として観光客に人気です。

正解: 4. パラッツォ・サンタ・ソフィア（カ・ドーロ）

解説: パラッツォ・サンタ・ソフィア（カ・ドーロ）は、ヴェネツィアのカナル・グランデに面した美しい邸宅で、「黄金の館」とも呼ばれています。かつて外壁に金箔と多彩色の装飾が施されていたことからその名前が付けられました。カ・ドーロは最も古い邸宅の一つであり、ヴェネツィアの歴史的な建築物の一つとして知られています。カナル・グランデに面しているため、素晴らしい水上の景観が楽しめます。

この邸宅は、パラッツォ・サンタ・ソフィア（Palazzo Santa Sofia）とも呼ばれており、ヴェネツィアのカナル・グランデに位置しています。外観の金箔と多彩色の装飾は、かつてこの建物が豪華な装飾で覆われていたことを物語っています。カ・ドーロは、ヴェネツィアの歴史的な建物として、その美しさと独自性が称賛されています。

この建物は、カナル・グランデに面した立地条件から、ヴェネツィアの水上交通の要所となっています。観光客はカナル・グランデを船で巡りながら、パラッツォ・サンタ・ソフィア（カ・ドーロ）の美しさを堪能することができます。

正解: 1. ゴンドラ

解説: 作家のトーマス・マンが「最も豪奢な、人をだらけさせる座席」と形容したヴェネツィアの乗り物は、ゴンドラです。ゴンドラはヴェネツィアでよく知られている伝統的な船で、美しいヴェネツィアの運河をゆったりと漂いながら、ロマンチックな体験を提供します。

ゴンドラは長い船体と特徴的な曲線を持ち、1隻につき1人のゴンドリエーレ（ゴンドラの漕ぎ手）が操船します。ゴンドラはかつてヴェネツィアの主要な交通手段でしたが、現在では主に観光客向けのアトラクションとなっています。

ゴンドラには豪華な内装が施されており、座席にはクッションや装飾が施されています。また、ゴンドラの上部には美しい装飾や彫刻が施されており、ヴェネツィアの伝統的な工芸品の一部となっています。ゴンドラに乗ることは、ヴェネツィアの風景や建築物を楽しむだけでなく、贅沢な体験を味わうことができます。

ゴンドラはヴェネツィアの象徴的な乗り物であり、ヴェネツィアを訪れる観光客にとって人気の観光体験です。

正解: 2. ムラーノ島

解説: ヴェネツィアの北東約2kmに位置するムラーノ島は、ヴェネツィアングラスの産地として有名です。ヴェネツィアングラスは、ヴェネツィアの伝統的なガラス製品であり、その美しさと品質で知られています。

ベネチアン・グラスは鉛を含まないソーダ石灰を使用するのが特徴で、コバルトやマンガンなどの鉱物を混ぜることで様々な色合いを表現することが出来ます。 混ぜた鉱物により硬度が変化し、赤色のものが最も硬度が高くなっています。これはベネツィアンレッドと呼ばれています。

高い装飾性も特徴です。基本的な製法はソーダガラスを使用した吹きガラスですが、空中で吹くことにより極薄に吹き上げる技法や、グラスを細く引き伸ばしそこに竜や花や鳥などをモチーフにした複雑な装飾を施すなど、「軽業師の妙技」と呼ばれる高度なテクニックが用いられています。レースガラスの繊細な技法は門外不出の秘法でした。

ムラーノ島は、13世紀からヴェネツィアのガラス製造の中心地として発展しました。ガラス職人たちは、技術と秘密の技法を守るために島に強制移住させられ、技術流出を防ぐために厳しい管理下に置かれました。その代わりに、ガラス製造の独占的な特権を与えられていました。ガラス工房の職人一族には貴族の称号が与えられ、保護されました。ムラーノ島のガラス工房では、美しい芸術品や実用品が作られ、世界中に輸出されています。

ムラーノ島では、ガラス製品の製造工程を見学することもできます。また、ガラス製品を購入したり、ガラス職人によるデモンストレーションを見たりすることもできます。ムラーノ島はヴェネツィアを訪れる観光客にとって人気のある観光スポットであり、ガラス製品の美しさとユニークさを楽しむことができます。

正解: 3. アンドレア・パッラーディオ

解説: ヴェネツィアのジュデッカ島にあるイル・レデントーレ教会（I Redentore）は、イタリアの建築家アンドレア・パッラーディオによって設計されました。この教会はヴェネツィアの象徴的な建築物の一つであり、その美しさと独自性が称賛されています。

イル・レデントーレ教会は、1577年にペストの終息を祝うために建てられました。教会はバロック様式で建築されており、白いファサードと豪華な内装が特徴です。外観や内装にはアンドレア・パッラーディオの美学が反映されており、装飾的な要素とバランスの取れたデザインが見事に組み合わされています。

イル・レデントーレ教会は、パッラーディオが設計した建造物の中で最高傑作と言われています。巨大な白いドームを擁し、教会正面は凱旋門を彷彿とさせるデザインとなっています。

正解: 2. ヴァポレット（水上バス）

解説: 車の乗り入れが禁止されているヴェネツィアでは、最もよく使われている移動手段はヴァポレット、または水上バスです。ヴァポレットはヴェネツィアの主要な水路を運行し、市内各地への交通手段として利用されています。

ヴァポレットは、大きな船のような形をしており、水上バスとして機能しています。ヴェネツィアの水路には多くのヴァポレットの停留所があり、観光客や地元住民が利用しています。ヴァポレットは市内各地を結ぶため、観光名所へのアクセスに便利です。

ヴァポレットは定期的に運行されており、一定の時間間隔で出発します。ヴェネツィアの水上交通システムは非常に発達しており、観光客にとっても便利な移動手段となっています。

ヴェネツィアを訪れる際は、ヴァポレットを利用して市内を移動することをおすすめします。ヴァポレットに乗ることで、ヴェネツィアの美しい運河や建築物を楽しみながら、効率的に移動することができます。

正解: 1. 高潮による浸水を防ぐための可動式防潮堰

解説: モーゼ計画は、ヴェネツィアで進められている高潮による浸水を防ぐための取り組みです。ヴェネツィアは、地理的な特徴や地球温暖化の影響により、頻繁に高潮に見舞われています。これにより、街や建物が浸水し、文化遺産や環境に大きな損害を与えることがあります。

モーゼ計画は、この浸水を防ぐために可動式防潮堰を建設するプロジェクトです。可動式防潮堰は、ラグーナの出口に設置されており、高潮が予想される際には水路を遮断することで浸水を防ぎます。この防潮堰は、水圧を利用して作動し、ヴェネツィアを高潮から守る役割を果たしています。

モーゼ計画は、正式名称を「MOdulo Sperimentale Elettromeccanico」（電気機械実験モジュール）といいます。その頭文字を並べた通称モーゼ（MOSE）は、イスラエル人をエジプトから連れ出し、海を二つに分けたという旧約聖書の預言者モーセを連想させます。

モーゼ計画は、2003年に始まり、2023年中に完全に稼働する予定です。この計画は、ヴェネツィアの文化遺産や環境を守るために重要な取り組みであり、世界中から注目を浴びています。

正解: 4. マルコ・ポーロ

解説: マルコ・ポーロは、ヴェネツィア共和国の商人であり、13世紀にアジア・中国への旅行を行いました。彼は24年にわたる旅行の体験を『東方見聞録』という口述でまとめ、その後出版されました。

マルコ・ポーロの旅は非常に大胆で冒険的であり、当時としては驚くべきものでした。彼は多くの国や地域を訪れ、異文化に触れながら商取引を行いました。彼の旅行は、ヨーロッパ人にとっては初めての詳細なアジア・中国の記録となりました。

『東方見聞録』は、マルコ・ポーロの旅行体験や見聞したことを詳細に綴ったものです。彼はアジア・中国の都市、景観、文化、人々の生活などを詳細に記録し、西洋社会に新たな知識と情報をもたらしました。

マルコ・ポーロの『東方見聞録』は、コロンブスなど後の探検家や商人に大きな影響を与えました。彼の記録はヨーロッパ人の興味を惹き、東方への航海や貿易の拡大に貢献しました。また、彼の旅行は世界地図の作成や地理学の発展にも寄与しました。

ティツィアーノ『聖母被昇天』（1516年 - 1517年） サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂（ヴェネツィア）（Wikipediaより）

正解: 4. ラファエロ

解説: 15世紀から16世紀にかけて活躍したヴェネツィア派の画家は数多くいますが、その中で正しくない選択肢は「ラファエロ」です。ラファエロはイタリアのルネサンス期の画家であり、ヴェネツィア派には属していません。

ジョヴァンニ・ベッリーニは、15世紀に活躍した画家で、ヴェネツィア派の基礎を築いたと言われています。

ティツィアーノ・ヴェチェッリオは、16世紀のヴェネツィア派の最も重要な画家の一人です。彼の作品は豊富な色彩と繊細な筆触で知られており、宗教的な作品から肖像画まで幅広いジャンルで活躍しました。

ティントレットは、16世紀のヴェネツィア派の画家であり、彼の作品は劇的な構図と明暗の対比が特徴です。彼は宗教的な作品から歴史画まで多様なジャンルで活躍し、ヴェネツィア派の中でも際立った存在となりました。

ヴェネツィア派は、ヴェネツィア共和国で栄えた画家たちのグループであり、その作品は美しい色彩や光の表現に特徴があります。彼らの作品はヴェネツィアの富と繁栄を象徴し、現在でも多くの人々に愛されています。

正解: 4. アントニオ・ヴィヴァルディ

解説: アントニオ・ヴィヴァルディは、18世紀のイタリアの作曲家で、ヴェネツィアでカトリック教会の司祭をしながら、音楽の分野で活動しました。彼はヴァイオリニストや音楽教師としても知られており、多くの演奏会やオペラの作曲も行いました。

ヴィヴァルディの最も有名な作品は「四季」です。この作品はヴァイオリン協奏曲であり、四つの楽章からなっています。各楽章は、それぞれ春、夏、秋、冬を表現しており、自然の風景や季節の移り変わりを音楽で表現しています。

ヴィヴァルディの「四季」は、彼の代表作として知られており、バロック音楽の傑作として高く評価されています。この作品は数多くの演奏や録音が行われ、現代でも人々に愛され続けています。

ヴィヴァルディは、音楽において独自のスタイルを持ち、多くの作品を残しました。彼の作曲した音楽は情熱的で感情豊かであり、バロック期の音楽における重要な貢献者の一人とされています。

正解: 4. 舟歌（バルカロール）

解説: 「舟歌（バルカロール）」は、ポーランドの作曲家フレデリック・ショパンによって作曲された名曲です。この曲は、ヴェネツィアのゴンドラ漕ぎの歌に由来しており、優美で浮遊感のあるメロディが特徴です。

ゴンドラは、ヴェネツィアの代表的な交通手段であり、水上都市の風景に欠かせない存在です。ゴンドラ漕ぎの歌は、ゴンドラの乗り手であるゴンドリエが歌いながら漕ぐ伝統的な歌であり、ヴェネツィアの風景や文化に深く根付いています。

ショパンは、ヴェネツィアに行ったことはありませんでしたが、その美しいメロディをピアノ曲に編曲しました。彼の作品「舟歌（バルカロール）」は、水の揺れやゴンドラの漕ぎ手のリズムを表現しながら、幻想的でロマンチックな雰囲気を醸し出しています。

「舟歌（バルカロール）」は、ショパンの代表作の一つとして知られており、その美しい旋律と独特な雰囲気から、多くのピアニストや音楽愛好家に愛されています。

正解: 4. キャサリン・ヘプバーン

解説: 「旅情」は、1955年に公開された映画で、ヴェネツィアを舞台にした恋愛ドラマです。この映画では、中年のアメリカ人女性がヴェネツィアで出会ったイタリア人男性との一夏の恋を描いています。

主人公の中年アメリカ人女性を演じたのは、キャサリン・ヘプバーンです。彼女は当時のハリウッドで非常に人気のある女優であり、その演技力と魅力で多くの人々を魅了しました。

「旅情」は、美しいヴェネツィアの風景や情緒的な音楽とともに、恋愛と成長の物語を描いています。映画は大きな成功を収め、キャサリン・ヘプバーンの演技も高く評価されました。

この映画は、ヴェネツィアの魅力や恋愛の甘さ、人生の再発見を描いた作品として、今でも多くの人々に愛されています。

正解: 4. ルキノ・ヴィスコンティ

解説: 「ベニスに死す」は、1971年に公開されたイタリア映画で、ヴェネツィアを舞台にしたドラマです。ノーベル賞作家トーマス・マンの同名小説を原作に、作曲家グスタフの美少年への心酔と老いの苦しみを描いた映画です。

この映画の監督は、ルキノ・ヴィスコンティです。彼はイタリアの映画監督であり、イタリア・ネオレアリズモ運動の一翼を担った重要な監督の一人です。

ヴィスコンティの作風はリアリズムと美的感覚を融合させたものであり、彼の監督作品は芸術的な評価を受けています。彼はヴェネツィアを舞台にした作品を数多く手がけ、その美しい映像と情緒的なストーリーテリングで注目されました。

「ベニスに死す」は、ヴィスコンティの代表作の一つとして知られており、映画愛好家や批評家から高い評価を受けています。この映画は、ヴェネツィアの魅力と複雑な人間関係を描いた作品として、現在でも多くの人々に愛されています。

正解: 2. ラグーナ

解説: ラグーナは、ポー川などの土砂がアドリア海に堆積してできた砂州や潟のことを指します。ヴェネツィアは、このラグーナの上に建設されているため、独特の水上都市として知られています。

ラグーナはヴェネツィアの重要な地形的特徴であり、海水と陸地との間にある水域です。このラグーナは幅広い生態系を支えており、多くの生物の生息地となっています。ラグーナには大小の島々が点在し、堤防のように細長い島が連なっています。「ベニスに死す」の舞台となったリド島はその一つです。

ラグーナはヴェネツィアの景観や文化にも深く関わっています。ヴェネツィアの中心部には数多くの運河や橋があり、これらはラグーナの水路を通して都市を結んでいます。ヴェネツィアの景観は、この水上都市ならではの特徴であり、世界中から多くの観光客を魅了しています。

ラグーナはヴェネツィアの大切な資源でもあり、都市の防御や漁業などにも活用されてきました。そのため、ヴェネツィアの人々にとってはラグーナは生活の一部であり、文化や経済にも大きな影響を与えています。

ホテル・ダニエリ (Wikipediaより）

正解: 1. 15世紀の総督エンリコ・ダンドロの邸宅

解説: ホテル「ダニエリ」は、ヴェネツィアの大運河沿いに建つ豪華なホテルです。このホテルは、元々15世紀にヴェネツィアの総督エンリコ・ダンドロの邸宅として建てられました。

当時のヴェネツィア総督は政治的・経済的な権力を持ち、ヴェネツィアの栄華を築いた重要な人物でした。そのため、総督の邸宅は豪華で美しい建物として建てられました。

ホテル「ダニエリ」は、総督の邸宅としての歴史を持ちながらも、現在では世界的な高級ホテルとして知られています。ヴェネツィアの観光客やセレブリティに人気のある宿泊施設であり、贅沢なサービスと快適な滞在を提供しています。ここに宿泊した有名人としては、俳優のグレタ・ガルボ、チャップリン、作家のプルースト、ディケンズ、バルザック、音楽家のワーグナーなどが知られています。

ホテル「ダニエリ」は、ヴェネツィアの歴史的な建築物としても重要な存在であり、その美しい外観と内装は多くの人々を魅了しています。ヴェネツィアを訪れる際には、ホテル「ダニエリ」の豪華な雰囲気を楽しむことをおすすめします。

参考文献：
陣内秀信著『ヴェネツィア　光と陰の迷宮案内』 (1996 NHK出版）
長谷川朝美・栗原紀子著『ヴェネツィア　水の都の街歩き』 (1999　東京書籍）
家庭画報編集『ヴェネツィア「美の遺産」を旅する』（2011 世界文化社）