世界遺産「白川郷・五箇山の合掌造り集落」のすべてがわかる！クイズ10問

正解：
「江戸末期から明治時代」です。

解説:

白川郷・五箇山の合掌造り集落は、建てられたのは江戸末期から明治時代です。具体的には、17世紀末に原型ができたと推測されています。これらの集落は、白川郷が上流域であり、五箇山が中流域に位置し、それぞれの地域に合掌造りの家屋が広がっています。白川郷と五箇山は、伝統的な農村集落としての価値や合掌造りの建築様式が評価され、世界遺産に登録されました。

正解：
3. 屋根の葺き替えが楽なこと
解説：
合掌造りが切妻屋根を採用したのは、入母屋造や寄棟造に比べて屋根裏の容積を大きく取れるからであると指摘されています。また、屋根の勾配を急にしたことは、屋根裏に二層もしくは三層の空間を確保することにつながり、豪雪への対策以外に養蚕業にとっても都合が良いものでした。屋根組みには釘を1本も使わず、丈夫な縄で固定する。これは、雪の重さや風の強さに対する柔軟性を生み、家の耐久性を増す工夫とされています。また、秋から冬にかけて、平均風速20mの風が吹く萩町では、家屋の妻側を南北に向けて、風を受け流すよう工夫されています。

正解：
1. 五箇山
解説：
江戸時代、五箇山は加賀藩領となり、塩硝生産が保護されていました。塩硝は火薬の原料となる硝酸カリウムで、五箇山では雑草と蚕の糞を利用して抽出する培養法が行われていました。

正解：「五箇山」

解説:

富山県にある合掌造り集落は「五箇山」と呼ばれています。五箇山は白川郷と同じく、世界遺産に登録されている合掌造りの集落です。五箇山は富山県南砺市に位置し、日本の伝統的な農村集落としての価値や合掌造りの建築様式が評価されました。

正解：
2. 荻町地区
解説：
白川郷（荻町地区）は合掌造り家屋がいまでも日常生活で使われている点が貴重です。合掌造り家屋の最大の特徴は茅葺き屋根で、30年〜40年に一度行われる葺き替えは、「結」と呼ばれる伝統的な相互扶助組織を動員して行われています。白川郷では村民100〜200人が総出となり、1日で葺き替えを終わらせたそうです。

正解：
3. ブルーノ・タウト
解説：1930年代に日本の主要な建築物を見て回っていたドイツの建築家ブルーノ・タウトは、1935年に白川村を訪れ、「これらの家屋は、その構造が合理的であり論理的であるという点においては、日本全国を通じてまったく独特の存在である」と評した。タウトのこの評言は、後に日本政府が世界遺産に推薦する際に、合掌造り集落が持つ顕著な価値の証明としてそのまま引用することになった。

正解：
2. 養蚕業
解説：合掌造りが切妻屋根を採用したのも、入母屋造や寄棟造に比べて屋根裏の容積を大きく取れるからであると指摘されている。また、屋根の勾配を急にしたことは、屋根裏に二層もしくは三層の空間を確保することにつながり、豪雪への対策以外に養蚕業にとっても都合が良いものであった。

正解：
4. 結
解説：共通点の一つに、「結」と呼ばれる相互扶助組織がある。白川郷と五箇山では、伝統的に隣人同士の結束力が強かった。これは浄土真宗への信仰心がもとになっているが、厳しい自然環境も大きく作用している。豪雪地帯での生活は家族だけでは成り立ちにくく、結による協力体制が発展した。

正解：４
解説：30年〜40年に一度行われる葺き替えは、「結」と呼ばれる伝統的な相互扶助組織を動員して行われている。白川郷では村民100〜200人が総出となり、1日で葺き替えを終わらせるという。