チリ領イースター島にある人面を模したとされる石像は、何と呼ばれていますか？

解説:
モアイは、チリ領イースター島にある人面を模したとされる石像です。これらの像は島の海に面した高台に立てられており、多くの場合海に背を向けて配置されています。モアイは、イースター島の象徴的な存在として知られており、島の歴史や文化に深く関わっています。

モアイはイースター島の先住民によって造られました。これらの像は凝灰岩でできており、サイズや重量はさまざまです。一部のモアイは高さ3メートル程度の小型であり、他のものは20メートルの巨大なもので重さは90トンにも達します。

モアイの設置目的や用途については諸説ありますが、一般的には「祭祀目的で立てられた」と考えられています。具体的な祭祀の形態については定説がなく、さまざまな説が存在します。ただし、モアイはイースター島の重要な宗教的な役割を果たしていたと考えられています。

イースター島のモアイは、その建設方法や運搬方法などの技術的な側面でも注目されています。モアイは島内の特定の場所で採石され、道具や縄を使って目的地まで運ばれました。運搬には大勢の人々が関与し、木の棒や石を積み上げるなどの方法が使われました。

現在、イースター島には約40体のモアイが復元されています。これらの像は、考古学者や地元の人々の手によって修復されました。また、日本の企業である株式会社タダノがクレーンを使用してモアイの復元・修復を行い、クレーンなどの設備を寄贈しています。