ハングルの複合母音

ハングルの「複合母音（二重母音）」と呼ばれる11文字について説明します。これらは、基本母音（ㅏ, ㅑ, ㅓ, ㅕ, ㅗ, ㅛ, ㅜ, ㅠ, ㅡ, ㅣ）を組み合わせて作られています。

大きく「エ」の系統、「ワ」行の系統、そして「ウイ」の3つのグループに分けると理解しやすくなります。

「エ / イェ」の系統（4文字）

現代の韓国語会話では、「ㅐ」と「ㅔ」の発音はほぼ区別されず、同じ音として扱われます。

口を丸める音（ㅗ または ㅜ）が前に付くことで、Wの音（ワ行）になります。

ここでも、**「ㅙ」「ㅚ」「ㅞ」の3つは、現代会話ではほぼ同じ「ウェ」**という音になります。

文字	構成	発音（カナ）	解説
ㅢ	ㅡ + ㅣ	ウイ (ui)	口を横に引いた「ウ（ㅡ）」から「イ」へ滑らせる。

💡 学習のポイント

区別しなくてOK: 現代の韓国人も、耳だけで「ㅐ/ㅔ」や「ㅙ/ㅚ/ㅞ」を聞き分けるのは困難です。単語のスペル（綴り）として丸暗記するのが一般的です。

ㅚ（ウェ）に注意: 形は「オ＋イ」に見えますが、発音は「ウェ」になります（例：会社＝회社＝フェサ）。