ハングルの濃音(のうおん)とは、一言で言うと「喉を詰まらせるようにして出す、強く鋭い音」のことです。
日本語にはない発音の感覚なので、以下の3つのポイントで理解するのが近道です。
濃音の種類(5つ)
基本となる子音を2つ並べて表記します。
| 濃音 | 読み方のイメージ | 元の子音 |
|---|---|---|
| ㄲ | カ(ッ) | ㄱ (k) |
| ㄸ | タ(ッ) | ㄷ (t) |
| ㅃ | パ(ッ) | ㅂ (p) |
| ㅆ | サ(ッ) | ㅅ (s) |
| ㅉ | チャ(ッ) | ㅈ (ch) |
発音のコツ
濃音をマスターするためのポイントは「息を漏らさないこと」です。
- 喉に力を入れる: 小さい「ッ」が前にあるようなイメージで、喉を一度ギュッと締めてから一気に音を出します。
- 息を出さない: ティッシュを口の前にかざしたとき、ティッシュが揺れないのが正しい濃音です(逆に「激音」はティッシュを大きく揺らします)。
- 音の高さ: 平音(普通の発音)よりも、少し高めのトーンで発音されます。
他の音との違い(比較表)
韓国語には「k/t/p/s/ch」の音に3つのバリエーションがあります。
| 種類 | 特徴 | 例 (k音) |
|---|---|---|
| 平音 | 力を抜いて普通に出す音 | ㄱ (カ) |
| 激音 | 強い息を吐き出しながら出す音 | ㅋ (カッ) |
| 濃音 | 喉を詰めて息を出さない音 | ㄲ (ッカ) |
例: > * カ(平音:ㄱ)
- カッ!(激音:ㅋ:息が強く出る)
- (ッ)カ!(濃音:ㄲ:喉を詰める)
クイズ5問
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