ハングルの「激音(げきおん)」は、その名の通り強い息を吐き出しながら発音する」子音のグループです。
基本子音(ㄱ, ㄷ, ㅂ, ㅈ)に一本線を書き足したような形をしており、音の種類も基本子音と対応しています。
激音の4文字
激音の最大の特徴は、語中(2文字目以降)に来ても「濁らない」ことと、口の前にティッシュを置くと激しく揺れるほど息を出すことです。
| 文字 | 構成(平音+線) | 発音の目安 | 解説 |
|---|---|---|---|
| ㅋ | ㄱ + 一 | カッ! (k) | 喉の奥から「カッ!」と鋭く息を吐く。 |
| ㅌ | ㄷ + 一 | タッ! (t) | 舌先で弾くように「タッ!」と息を吐く。 |
| ㅍ | ㅂ + 二 | パッ! (p) | 唇を弾いて「パッ!」と強く息を吐く。 |
| ㅊ | ㅈ + 一 | チャッ! (ch) | 強く息を混ぜて「チャッ!」と発音する。 |
※ ㅎ (h) も激音の仲間(のどから強く息を出す「ハ行」)に分類されます。
基本子音との違い
基本子音は場所によって「カ」になったり「ガ」になったりしますが、激音はどこにあっても「カ・タ・パ・チャ」とはっきり発音します。
- 基本子音(ㄱ): 優しく「カ/ガ」。息はあまり出さない。
- 激音(ㅋ): 強く「カッ!」。ため息をぶつけるように息を吐く。
発音のコツ:
手のひらを口の前にかざして、熱い息が「バッ」と当たるのを感じながら発音してみてください。日本語の「カ・タ・パ」よりも、かなり意識的に息を吐き出すのが韓国語らしく聞こえるポイントです。
クイズ10問
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