ジョン・レノンのことがよくわかる！クイズ10問

正解

1. 1940年、イギリスのリヴァプール

解説

ジョン・レノンは1940年10月9日にイギリスのリヴァプールで生まれました。彼はビートルズのメンバーとして世界的な成功を収めたことで知られています。リヴァプールは彼の音楽のキャリアの出発点であり、彼のルーツとなる場所です。ジョン・レノンの才能と影響力は、世界中の多くの人々に感銘を与え続けています。

正解

1. クォリー・メン

解説

ジョン・レノンが17歳の時、初めて結成したバンドは「クォリー・メン」という名前でした。このバンドは後にビートルズとして知られるようになり、世界的な成功を収めました。クォリー・メン時代のジョン・レノンは、音楽の才能を開花させるための基礎を築いた時期であり、その後の彼のキャリアに大きな影響を与えました。

ビートルズ(Wikipediaより）

正解

1. 1960年

解説

1957年、ポール・マッカートニーがクォリー・メンに参加し、1958年にはポールの推薦でジョージ・ハリスンがクォリー・メンに参加した。そして、1960年、バンド名を「ビートルズ」に変更した。

1962年には、ドラマーにリンゴ・スターを迎えて、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターの4人からなる新生ビートルズがレコード・デビュー。たちまち大きな成功を収めることとなりました。ビートルズはその独特な音楽スタイルと革新的なアプローチで、音楽史において重要な存在となりました。

デビュー曲は、1962年10月5日に発売された「ラヴ・ミー・ドゥー」でした。

正解

1. 昆虫のカブトムシ(Beetles)と音楽のビート (Beat) と組み合わせた造語

解説

「Beatles」というバンド名は、昆虫のカブトムシ(Beetles)と音楽のビート (Beat) とを組み合わせた造語です。当初は昆虫の「甲虫」 (Beetles) を連想させるような綴りでしたが、音楽のビートを表すためにスペルを変更しました。このバンド名は、ビートルズの音楽スタイルにも関連しています。ビートルズはその後、世界的な成功を収め、音楽史において重要な存在となりました。

正解

1. マッカートニーの脱退

解説

1971年にビートルズが解散することになった直接のきっかけは、ポール・マッカートニーがビートルズを脱退したことです。彼はバンド内での創造的な方向性やビジョンの相違を感じ、自身の音楽キャリアを追求するためにビートルズを離れる決断をしました。マッカートニーの脱退はビートルズの解散を決定づける重要な要素となりました。

ベッドイン (Wikipediaより）

正解: 2. ベッド・イン

解説: 1969年、ジョン・レノンとオノ・ヨーコは結婚後、平和を訴えるためにベッド・インと呼ばれるパフォーマンスを行いました。彼らはホテルのベッドに週間を費やし、マスメディアや一般の人々に平和へのメッセージを伝えました。このパフォーマンスは世界中で注目を集め、平和運動の一環として広く認識されています。

正解: 4. 息子ショーンの子育てと主夫

解説:
ジョン・レノンは音楽活動休止中、主に息子ショーンの子育てと主夫業に専念していました。彼はヨーコ・オノとともに家族生活を楽しみ、子供の成長を見守りました。

ヨーコがショーンを出産した時、「私はこの子を9カ月お腹の中に入れてきて、この世に生み出したわ。今度はあなたがこの子の面倒を見る番よ」と彼女は言いました。ショーンはこの言葉を素直に受け入れ、ヨーコに代わって、主婦の役割を受け持つことにしました。ここには、ヨーコとジョンの男女平等意識が反映されています。それは同時に、ショーンが5歳になるまでは、父親として、きちんと教育しなければいけないという義務感も含まれていました。

ジョンが子育てと主夫業に専念している間、ヨーコは2人の関連会社をはじめとする事業を受け持つビジネス・ウーマンとして活躍しました。

この期間は、ジョン・レノンにとって音楽活動から離れる貴重な時間となりました。この間、ジョンはヨーコ、ショーンとともに日本で長い期間滞在し、禅をはじめとする日本文化にも親しみ、日本への愛情を深めたのでした。

正解: 2. イマジン

解説: 2021年7月の東京オリンピック開会式では、ジョン・レノンの代表曲である「イマジン」が歌われました。この曲は平和と共存のメッセージを込めた歌詞と美しいメロディで知られており、世界中で広く愛されています。

2020年東京オリンピック開会式「イマジン」歌唱

（この歌詞の日本語訳は、「愛知企業全員集合！」のホームページから引用させていただきました。記して謝意を表します。）

「イマジン」の歌詞には、キリスト教など既成の宗教や国家の世界観とは相容れない表現がいくつかみられます。例えば、「天国も地獄もない」「国もない」「宗教もない」「何も所有していない」など。けれども、レノンはこれらを決して否定したわけではないと思います。あくまでも、レノン本人が「いつの日か、このような世界が来ればいいのに」という願いを込めて思い描いた「空想」（イマジン）の世界だったのではないでしょうか？これらについては、他の解釈をする人があっても構わないのです。大切なのは、最後のツー・フレーズではないかと思います。

欲張ったり飢えることも無い
人はみんな兄弟なんだって
想像してごらん　みんなが
世界を分かち合うんだって...

僕のことを夢想家だと言うかもしれないね
でも僕一人じゃないはず
いつかあなたもみんな仲間になって
そして世界はきっとひとつになるんだ

このメッセージが世界中の人々に強い共感を与えたからこそ、東京オリンピックの開会式でも歌われることになったのでしょう。あの、ベートーヴェンの「歓喜に寄す」の大合唱のように！

ダコタ・ハウス (Wikipediaより）

正解: 1. マーク・デイビッド・チャップマン

解説: ジョン・レノンは1980年12月8日、ニューヨークの自宅アパートの前でマーク・デイビッド・チャップマンによって銃撃され、亡くなりました。チャップマンはジョン・レノンのファンであり、自身の行動を「キャッチャー・イン・ザ・ライ（英語版）」に影響を受けたと主張していました。この事件は音楽界やファンにとって大きなショックとなり、ジョン・レノンの死は世界中で l l 悼まれました。

ストロベリー・フィールズ（セントラルパーク Wikipediaより）

正解: 1. ストロベリー・フィールズ

解説: ニューヨークのセントラルパークにあるジョン・レノンを追悼する記念碑は、「ストロベリー・フィールズ」と呼ばれています。この記念碑は元々ビートルズの曲「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」に因んで名付けられました。この記念碑への入口はセントラルパーク・ウェストと西72丁目の交点にあり、レノンが最期の生活をおくり、1980年に殺害された現場であるダコタ・ハウスの真向かいにあたります。記念碑は、公園の2つの方向に傾く三角形の土地で、その三角形の焦点にはレノンの有名な楽曲の題「イマジン」の一語がはめ込まれた石で描かれた円形のモザイクがあります。このモザイクは、ナポリ市から寄贈されたものです。

参考文献：

藤本国彦著『ジョン・レノン伝』（2020 毎日新聞出版）
レスリー・アン・ジョーンズ著、岩木貴子訳『ジョン・レノン　誰が彼を殺したのか』（2021 ヤマハミュージック）
北中正和著『ビートルズ』（2021 新潮社）
吉野由樹著『ザ・ビートルズ・スタイルブック』（2021 シンコーミュージックエンターテインメント）
広田寛治編『ザ・ビートルズ大全』（2004 河出書房新社）
田中優子編『ジョン・レノン　その生と死と音楽と』（2010 河出書房新社）
ザ・ビートルズ・クラブ編著『僕らのジョン・レノン』（2005 宝島社）
アンドリュー・ソルト、サム・イーガン編著、北中正和訳『イマジン：ジョン・レノン』（1989 河出書房新社）
ヴィック・ガルバリーニ、ブライアン・カルマン、バーバラ・グロウスターク著『ジョン・レノン　いちご畑と、永遠に』（1981 河出書房新社）